さらに、Christensen氏らは感染を広げることなく社会との交流を促したり、治療レジメンへのアドヒアランスを高めたりする「ソーシャル・ロボット」の導入もロボット活用法の一つになる可能性があると期待を示している。ただし、「社会的な相互交流には、知識や信条、感情だけでなく、交流の背景や環境などを含めた人々の複雑なモデルを構築し、維持する必要があるため、ソーシャル・ロボットの開発は困難を伴う領域だといえる」と説明している。

 Christensen氏らは、COVID-19のパンデミックはこのほかにも、さまざまな組織の運営方法に転換期をもたらすと予測し、「大規模な展示会や学会は、中止するのではなく、バーチャルミーティングなどの新たな方法で開催する例が増えるのではないか」と指摘。「バーチャルミーティングの参加者たちも、アバターロボットなどのさまざまな遠隔操作ロボットを介した遠隔地からの参加に慣れていくのかもしれない」と述べている。

 さらに、Christensen氏らは「今回のCOVID-19のパンデミックをきっかけに、感染症のさまざまなリスクに対処するためのロボット工学の研究が持続的に行われるようになるのではないか」との期待を示し、「そうしなければ、再びパンデミックが起きたときにも、それに対処できるロボット技術が開発されていないことになるだろう。歴史を繰り返してはならない」と述べている。(HealthDay News 2020年3月25日)

https://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/coronavirus-1008/could-robots-be-deployed-to-front-line-in-fighting-covid-19-756044.html

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