アジアのトップ企業は時価総額8800億円、成長する世界のエドテック市場

 エドテック分野はアメリカで進んでいる印象が強いが、世界中で強力なプレイヤーたちが台頭してきている。中国のオンライン教育ユニコーンYuanfudao(猿輔導)、ならびにインドの主要プレイヤーByju'sの時価総額は約80億ドル(約8800億円)だ。

 MANABIEはまだ強力なプレイヤーが不在のベトナムや、タイ、インドネシアといった国々で主要サービスになることを目指す。そのため、同社は4月22日、エンジェル・シードラウンドでの約5.2億円の資金調達を発表した。

 引受先はサッカー選手の本田圭佑氏、『ウェブ進化論』の著者で米シリコンバレーのコンサルティング会社・ミューズ・アソシエイツ・創業者の梅田望夫氏、コーチ・ユナイテッド創業者の有安伸宏氏、ラクスル代表取締役社長CEOの松本恭攝氏、グノシー創業者の福島良典氏、Quipper共同創業者の渡辺雅之氏、コネヒト創業者の大湯俊介氏、 独立系ベンチャーキャピタルのジェネシア・ベンチャーズなど。海外の個人投資家やベンチャーキャピタルも参加している。

 本間氏曰く、ベトナム、タイ、インドネシアでは、世帯収入の平均20パーセントが放課後学習市場に回っている。

「 極めて大きく、成熟しきっていないサービスも多い市場であるため、成長機会として魅力的である」(本間氏)

 今後はベトナム全域、そして東南アジア全域への展開を進めていく。同時に、日本においてもニーズ次第では学校向けにオンライン化支援の「Manabie School+」を提供する構えだ。Manabie School+では各学校の教材をManabieのプラットフォームに乗せ、ライブ動画などを使うことで、先生がオンラインで生徒を指導できるような環境を整える。

 本間氏が言うには、エドテックの第1フェーズではより多くの子供達が教育にアクセスできるようになった。第2フェーズではオンライン教育の効率・効果の向上が要となる。そして来たる第3フェーズでは、勉強だけでなく、学校やコミュニティで学ぶ「社会性」や「協調性」を身につけられることを目指す。学習センターManabie Hubには、生徒が人と接することで習得できるスキルを身につけるためのコミュニティとしての役割がある。

「オンラインでも勉強はできるが、教育はそれだけではないと思う。論理的思考、課題解決力や協調性。そのような能力も伸ばせるサービスにしていきたい」(本間氏)