業界注目のジャストインケース「わりかん保険」、契約者の本音とは?

話題の「わりかん保険」に加入した
契約者たちへのインタビュー

 今年1月28日に保険スタートアップで少額短期保険事業者のJustInCase(ジャストインケース)が発売した「わりかん保険」。保険に加入した契約者同士でリスクを共有する「P2P(ピア・ツー・ピア)」という新しい仕組みを取り入れた国内初のがん保険だ。最大の特徴は、がんに罹患した契約者に対して保険金が支払われた後に、残りの契約者で保険金等を“割り勘”する点にある。

 わりかん保険のポイントについては下にまとめた通りだが、詳細については、2月3日配信の保険ラボを参照していただきたい。

【わりかん保険の概要】
◯ がん診断一時金:一律80万円
◯ 上皮内がん診断一時金:一律80万円
◯ 待ち期間:2カ月
◯ 死亡保険金:5万〜300万円(年齢帯によって異なる)
◯ 保険期間:1年(更新あり)
◯ 保険料:後払いのため加入時には不要。保険金の支払いが発生してから割り勘して支払う。保険料には上限あり(年齢帯によって異なる)。
◯ 契約可能年齢:満20〜74歳
◯ 規制のサンドボックス制度に基づく

 ローンチから約3カ月が経過し、気になる契約者数については、初めて保険金が支払われてから公表されることになっているため、4月下旬時点ではまだ未公表だ。そういった状態ではあるが、わりかん保険に加入した契約者のうち8人に対し、複数のメディアと共に4月21日にオンライン会議システムZoomを使用してインタビューを行った。

業界注目のジャストインケース「わりかん保険」、契約者の本音とは?

1月28日に開催された「わりかん保険」の記者会見。わりかん保険を取り扱うパートナー企業と共に写真撮影に応じるジャストインケースの畑加寿也CEO(写真中央)  Photo by Akio Fujita