ジオラマ外出自粛の今こそプラモデルを楽しんでみてはいかがだろうか。写真はオオゴシトモエ氏の制作によるストーリーを持たせた情景模型(ジオラマ) 写真提供:オオゴシトモエ(以下同)

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、テレワークの導入や外出自粛により自宅で過ごす時間が増えた人は多いのではないでしょうか。外出を控える生活が長引くことで「コロナ疲れ」や「コロナうつ」なども懸念されています。コロナ禍を乗り切るためにも、家にいる時間を充実させる趣味のひとつとして、今こそ「プラモデル」を作ってみてはいかがでしょうか。「子どものころにプラモデルを組み立てたことはあるけれど、最近は全然…」という方もこの機会にもう一度、プラモデルに興味を持っていただけたらうれしいです。そこで今回は、プラモデルの魅力や進化するプラモデルの最新事情などをご紹介します。(モデラー、ライター/オオゴシトモエ)

プラモデルは
立体のキャンバス

 プラモデルの最大の魅力とは何でしょうか。

 子どものころにカッコイイと憧れたもの、例えば、ガンダムをはじめ、夢中になったアニメに登場するロボット、スーパーカーやレーシングカー、戦車、戦闘機、戦艦、はたまたお城、恐竜、スペースシャトルなどなど…あらゆるもののミニチュアを、自らの手で手のひらの上に再現することができることにある、とわたし自身は考えています。