日本銀行
日銀は金融機関向けの新たな資金供給手段で、緊急経済対策に盛り込まれた民間金融機関による無利子・無担保融資の促進を狙う。写真は5月22日、東京の日銀本店前で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] - 日銀は金融機関向けの新たな資金供給手段で、緊急経済対策に盛り込まれた民間金融機関による無利子・無担保融資の促進を狙う。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた事業者などの申請が殺到していることを踏まえ、政府は予算を増額する構えで、財政・金融のポリシーミックスの効果が発揮されそうだ。しかし、新型コロナの終息が見通せないなか、一部の銀行は自らリスクを取って行う「プロパー融資」には及び腰だ。

無利子・無担保融資に申請殺到

 新たな資金供給手段の対象となる融資は2つに分かれる。緊急経済対策に盛り込まれた信用保証付きの無利子・無担保融資と、信用保証協会の保証が付かず民間金融機関が独自に行うプロパー融資だ。

 緊急経済対策では、民間金融機関による無利子・無担保融資を総額24.2兆円と想定。日銀が示した新たな資金供給手段は総額は30兆円で、資金供給の大半は緊急経済対策を念頭に置いている。

 5月1日に民間金融機関で受け付けが始まると申し込みが殺到し、中小企業庁によると20日時点で申し込み件数は13.1万件、このうち信用保証協会による承諾件数は6.5万件、1.1兆円の融資が決まった。