ソフトバンク
5月26日、ソフトバンクグループ(SBG)に、米中摩擦という新たなリスク要因が浮上してきた。米国で中国企業の上場を制限する動きが浮上し、同社の「虎の子」といえる中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング株式への影響が懸念されている。2014年12月18日、都内で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)に、米中摩擦という新たなリスク要因が浮上してきた。米国で中国企業の上場を制限する動きが浮上し、同社の「虎の子」といえる中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング株式への影響が懸念されている。アリババ自体の業績は好調だが、仮に上場廃止とでもなれば、流動性低下を通じて株価に悪影響が出る可能性もある。

米上院が全会一致で可決

 米上院は今月20日、一部の中国企業による米株式市場上場を制限する可能性のある法案を全会一致で可決した。同法案の下、3年連続で米公開会社会計監督委員会の監査基準を順守できなければ、企業は米証券取引所での上場が禁じられる。さらに、外国政府の保有を巡る情報開示も義務付けられる。

 同法案は全ての外国企業に適用される。しかし、トランプ政権が中国への強硬姿勢を強めるなか、中国企業が標的になっているというのがもっぱらの見方だ。

 アリババは2014年9月にニューヨーク証券取引所に上場。現在の株価は、初値から約2倍となる200ドル前後で推移している。SBGの保有株のうちアリババ株は半分以上を占める。