本当に子どもの力を伸ばす学校

ICT活用で個別指導と集団教育を充実
国公立大学の進学実績を伸ばす

桜丘中学・高等学校

校訓である「勤労と創造」の下、自立した個人の育成を目指す桜丘。先駆的なタブレットの導入で、生徒一人一人に合わせた個別指導を実現している。風通しの良い校風の中で教員も躍動、集団教育も大事にしながら、進学実績を伸ばしている。

桜丘中学・
高等学校
髙橋知仁校長

 他校に先駆けてICTを活用してきた桜丘。その環境は新型コロナウイルス対応でも十全に生かされている。

「オンライン授業では、体調やメンタルコンディションの確認を含めて、双方向のコミュニケーションを大切にしています。教員たちは教科を横断して動画を作成して課題を配信するなど、自発的に学習意欲を低下させない工夫を施しています」と、高橋知仁校長。見せてくれた動画は、体育科&家庭科の教員たちが生クリームをシェイクしてバターを作り、その仕組みを解説する授業。必死にシェイクする教員の様子は臨場感にあふれて楽しく、ICTリテラシーがすっかり定着していることがうかがえる。

 

 

AI機能を利用した
学習ソフトで個別指導を

 高橋校長がこうした状況下で改めて認識したのは、個に対する対応の大切さと、集団教育の重要性だという。

 個に対する対応として、同校では昨年度から、AI機能を搭載した学習ソフトを利用した「さくら個別指導講座」をスタート。学習アドバイザーによる個別カウンセリングで、生徒一人一人の弱点に応じた個別トレーニングメニューを提供、学習の“抜け漏れ”を防ぎ、得意分野を伸ばす対応を、ICTと人間の融合で行っている。

 もともと生徒と教員の間には、6年間にわたり日々の学習計画を記入するSSノートと呼ばれるツールがあり、生徒個人に向き合う体制は整っている。英語教育では、フィリピン・セブ島の語学学校の教師とのマンツーマンレッスンを校内で受講できるシステムがあり、英会話レベルに応じてスキルを向上できる。昨年度より進学サポート面でも希望者に対して、推薦・AO入試対策放課後講座を開始、個別対応を充実させている。

 その一方で、同校では集団教育にも力を入れている。例えば「クラスMC(Master of Ceremonies)システム」。これは毎日交代でクラス全員がクラスリーダーを担う制度で、生徒たちはその役割を通して、リーダーシップやフォロワーシップ、プレゼン能力を身に付けていく。また英国のパブリックスクールでも導入されている「ハウス制」を採用、学年混合班で先輩後輩の役割を持たせながら、対人関係を学ぶ機会を提供している。

「集団の中にいるからこそ、他人との違いが分かり、自分の得意分野が分かったり、誰かの役に立てる喜びを知ることができる。それは将来的に仕事をする上での基本的なスタンスになる。だからこそ個別指導とともに、学校行事やクラブ活動を重視しているのです」(高橋校長)

 近年は進学実績が伸びている。今春は一橋大学や東京医科歯科大学をはじめ、国公立大学に33人が合格。難関私大への合格者も倍増するなど、好成績を出している。教員の発想を積極的に後押しする風通しの良い校風も魅力の一つ。教員の機動力の高さが、学校の活力を生み出している。

傍らにタブレットがあるのは当たり前の風景となっている桜丘のタブレット活用。Classi、ロイロノート・スクール、iTunes Uなどを用いた授業はもとより、部活動でも積極活用されている
桜丘中学・高等学校
https://sakuragaoka.ac.jp/
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