独自のカリキュラムと国際教育で
佐野の地から世界に羽ばたく人材を育成

佐野日本大学中等教育学校

建学の精神である「自主創造」に基づき、佐野の地から世界に羽ばたく人材を育成。日本大学への付属推薦試験から国立大受験まで幅広く対応し、医学部や難関私立大学への合格実績も高い進学校である。世界6カ国にある姉妹校との国際交流にも力を入れている。

佐野日本大学中等教育学校
舩渡川(ふなとがわ)重幸校長

 佐野日大は「自主創造」「師弟同行」「文武両道」を校訓とし、日本大学への内部推薦枠を持つ栃木県内唯一の中等教育学校である。

 同校の最大の特色は、6年間の一貫教育の中でゆとりある教育が実施できることだ。

「本校はユネスコスクール認定校で、『国際理解教育』『環境教育』を軸に、さまざまな活動に取り組んでいます。オーストラリアの姉妹校を訪問した際には、熱帯雨林を保護するNPOを訪問し、現地で植林も体験しました。今年は佐野の林業従事業者と連携し、地元の木材を地域で製品化するアイデアを出すなど、持続可能な生産と消費の関わりについての学びを深めていく予定です」

 そう語るのは、今年4月に就任した舩渡川重幸校長だ。

「Think Globally,  Act Locally(地球規模で考え、地域で行動しよう)」は環境問題を考える上で重要な理念だが、その言葉は同校の教育方針にも当てはまる。「海外で働くことだけがグローバルとはいえません。当校は国際的な視点を生かしつつ、地域社会に貢献できる人材も育成したいと考えています」と舩渡川校長。

 同校は2020年の教育改革に対応し、「Humanity(学力向上と人づくり)」「Global(世界へ!)」「STEM(ステム)※(Society5.0への対応)」という三つの柱を教育目標として掲げている。

「Humanity」では中学1年の入学時に、挨拶の励行、清掃の徹底、家庭学習を大切な「教育の原点」と考え、熱心に指導している。また、学力を伸ばすために「授業でしっかり学ぶ」→「課題学習に確実に取り組む」→「テストで確認する」→「補習を行う」というPDCAサイクルを実施。「Global」では英語4技能の教育を強化し、英検資格取得や国際交流にも力を入れている。「STEM」ではプログラミング教育やICT教育に注力。昨年はロボット部を新設し、日本大学理工学部と高大連携し、今秋のロボットコンテストに参加予定だ。

※「STEM」……Science、Technology、Engineering、Mathematics

好きや得意を自信に
変える「一人一活動」

「一人一活動」を奨励しているのも特色の一つだ。生徒は6年間を通じて打ち込めるものを見つけ、全国の舞台で活躍している。昨年は国体馬術競技での優勝や国際理解英語弁論大会で県優勝した生徒もいた。こうした活動は大学入試の評価指標になるeポートフォリオとして活用される。

 一貫教育の成果は進学実績にも結実している。今春は日本大学へ40%が進学した一方、医・歯・薬へ24人、国公立大18人、難関私立大学143人の合格者を出した。それを支えるのは教員たちの自らも学ぶ姿勢と生徒への愛情だ。

「目指すのは『今日も楽しかった』という学校です。当校の職員室のドアは開けっ放しで、生徒が当たり前に入ってくる。彼らを6年間見守り続ける教員にとって、卒業式は宝物です」と舩渡川校長。校訓である「師弟同行」が確かに息づいている。

ユネスコスクール認定校である佐野日大は、持続可能な開発のための教育(ESD)を実践する学校拠点として位置付けられている。写真はオーストラリアで熱帯雨林の保全活動を体験したときの様子
佐野日本大学中等教育学校
http://ss.sanonihon-u-h.ed.jp/

学校データ

佐野日本大学中等教育学校
共学校
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〒327-0192
栃木県佐野市石塚町2555
0283-25-0111
http://ss.sanonihon-u-h.ed.jp/
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