本当に子どもの力を伸ばす学校

探究教育・グローバル教育・感性表現教育の
3本柱で、“実践”の理念を継承する

実践女子学園 中学校高等学校

120年もの女子教育の伝統を継承しつつ、革新を続ける実践女子学園。渋谷駅から徒歩8分という恵まれた立地で、「探究教育・グローバル教育・感性表現教育」を3本柱に、世界につながる“実践女子”を育成している。

実践女子学園
中学校高等学校
城 礼子高等学校教頭

 1899(明治32)年に設立された実践女子学園。校祖の下田歌子は、日本を代表する近代女子教育の先駆者で、女性の社会的自立を目指し「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」を教育方針とし、「良識を養い、実践を尚(たっと)び、責任を重んずる」を日常の心掛けとした。

 城礼子・高等学校教頭は「校名にもあるように、本校は“実践”を尊びます。失敗や変化をおそれずに外へ出て、たくましくしなやかに生きるため、自立を支える実践力を身に付ける。そういう女性の育成を目指しています」と語る。それを実現するため「探究教育」「グローバル教育」「感性表現教育」の三つの柱を掲げている。

 まず「探究教育」の目的は、自ら課題を見つけ解決する力を身に付けること。総合的な学習の時間を中心に、ESD※を展開している。中心となるのは、中2・中3の「未来デザイン」という今年度から始まる新しい授業。SDGsの中の「社会」「環境」「国際・異文化理解」の三つのテーマについて、体験する・考える授業を実践する。

 過去には、渋谷を舞台に未来への解決法を提言するという授業を行った。課題のテーマは“あなたは渋谷区長です。2020年国際都市『渋谷』を訪れる外国人に『Wow!』を届けよう”。最優秀グループは渋谷区長にプレゼンテーションを行った。

「生徒たちはハロウィーン後のごみ回収や、それにまつわる税金の問題、バスストップでの企業広告展開など、中学生の視点から身近な課題を取り上げ、解決策を考えていました。探究教育を通じて成長したのは、考える力。渋谷の私立学校に通う15歳の女子中学生という立場から離れ、多様な視点から物事を見られるようになったと思います」と成果を語るのは、キャリア教育部の渡辺大輔・中学主任だ。

相手を思いやり、多角的に
想像できる力を養う

「グローバル教育」の目的は、生涯にわたり自己と他者の幸福のために成長してゆける力を身に付けること。そのため同校では、ESDを軸に海外研修や異文化交流など成長の仕掛けを用意し、「共感する心と挑戦する力」を育む。英語教育では、校内に10人のネイティブ教員を擁し、中1・中2では国内での異文化体験・英語研修、高1では10週間の短期留学制度を用意している。来年度からは修学旅行でも選択制で海外が含まれる予定だ。

「感性表現教育」では、礼法や華道や茶道などの“日本文化実習”を必修としている。稽古自体が目的ではなく、あくまでも心を養うプログラム。「生徒たちは、委員会やクラブ活動の中でも、相手を思いやり、多角的に想像できる力を養っています」と城教頭は話す。

 校風は穏やかで、「ありのままの自分を受け入れてくれる安心感のある学校」(城教頭)だという。「素直だけれど隠れた向上心」を持つ生徒が多く、中高6年間でその向上心を“実践力”につなげる教育を行っている。

※「ESD」……Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)

実践女子学園の伝統的な「礼法」の授業では、単に作法を学ぶのではなく、人を敬い配慮する「心」を「型」で表現。美しい日本の文化としてグローバルな社会でも存在感を示す
実践女子学園 中学校高等学校
https://hs.jissen.ac.jp/
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