リベラルアーツ教育と英語教育に注力し
「社会で活躍する女性」を育成する

北豊島中学校・高等学校

1926(大正15)年に創立された女子の伝統校。「社会で活躍する女性」の育成を目指し、現在はリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れている。1クラス約20人の少人数クラスが特徴で、高校からは海外大学を目指す「国際英語コース」も設置されている。

北豊島中学校・高等学校
塩川広之AO室長

 北豊島は今、学校改革の中にある。その取り組みの柱となっているのは、リベラルアーツ教育と英語教育である。1926年創立の伝統校で、創立者の秋上ハルは、平塚らいてうや市川房枝らと共に活動、「社会で活躍する女性」を育成するための学校を目指した。

「本校では創立以来、その理念の下に女子教育を一貫して行っています。ただし、時代がグローバルに向かって変遷し、新しい価値観が生まれる中で、社会に有用な人材を育てるためには、一人一人の個性を伸ばし、世界的な視野を持たせることが大切になる。そのため、自ら問題を創出できるリベラルアーツ教育と、語学力の習得が必要だと考えたのです」。学校改革を推進する丸山裕幸校長はそう説明する。

 同校のクラス編成は、中学ではコース分けをせず、高校から「特進」「総合」「国際英語」コースに分かれる。中学では1クラス20人、高校では30人(国際英語コースは25人)の少人数制が大きな特徴だ。

中学では1クラス20人の少人数制、「個」を大切にしながら集団での関係性も学ぶ

 リベラルアーツ教育の軸となるのは、日々の教科の授業に加えて、自分の意見を主張し、相手の意見を傾聴し、リスペクトすることを学ぶ、グループワークである。

授業は対話型が多く、グループワークで他人の意見を尊重し、考える力を育成する

 例えば昨年度、国際英語コース高3の探究授業で、経済や政治についてのグループワークを実施した。前半は、架空の人物の家計で金銭感覚を学び、証券会社でトレーディング体験を行ってマネーの動きを実感。後半は、ネイティブ教員から母国の政治についてのレクチャーを受け、選挙制度や生命倫理的な問題について議論を交わした。

 国際英語コース主任の吉留奈津紀教諭は、「グループワークはプレゼンテーションの機会も多く、立場が変わると物事の見え方が変わることを学びます。世の中には正解や不正解で片付けられない問題が多くあり、自分と違う考え方や意見を持つ人がいる。主体的に考え、他人を認められるようになることが、グループワークの大きな成果だといえます」と語る。

 教員の予想をはるかに超える考え方をする生徒も多く、グループワークがきっかけで視野が広がったことから、それまで外国語・国際系だけに限定していた進路を、国文科や経済学部に変更した生徒も出てきている。

学校データ

北豊島中学校・高等学校
女子校
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