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英語学習の際に次のような“素朴な疑問”を感じたことはないでしょうか?「knowやknifeの「k」は読まないのになぜあるのか」「なぜgoの過去形はwentになるのか」…。実は学校でなんとなく習った英語のルールには必ず理由や背景があります。大人になって英語を学び直す場合、ただ知識を暗記するよりも、単語や文法への疑問を解決することでより頭に入りやすくなるでしょう。そこで今回は、翻訳家・伏木賢一氏監修の『英語のなぜ?がわかる図鑑』(青春出版社)から、学校では習わない英語にまつわる「なぜ?」を紐解いていきます。

英語には本当に「敬語」はないのか

 日本語には敬語表現があります。「です・ます」調の丁寧語、「見る」を「ご覧になる」とする尊敬語、「言う」が「申す」に変わる謙譲語などの表現です。一方、英語には、尊敬語や謙譲語に相当する表現はありません。

 その理由は、イギリスやアメリカの社会では、社会的地位や年齢による上下関係の意識が希薄だからと考えられます。例えば、brotherやsisterは兄か弟か、姉か妹かを区別しません。年齢の上下を問題にしないのです。