年齢、月経の有無(閉経前/閉経期/閉経後)、喫煙・飲酒・運動習慣、エネルギー摂取量で調整の上、対照群を基準として各群のBMI25以上の割合を比較すると、コーヒー群はオッズ比(OR)0.14(95%信頼区間0.05~0.46)、コーヒー+緑茶群はOR0.15(0.05~0.50)であり、有意な負の相関が認められた。緑茶群はOR0.38(0.12~1.18)で、有意でなかった。

 体脂肪率30%以上の割合は、コーヒー群はOR0.33(0.14~0.82)、緑茶群はOR0.36(0.14~0.96)、コーヒー+緑茶群はOR0.30(0.12~0.74)であり、いずれも有意な負の相関が認められた。CAVI8.0以上の割合は、同順にOR0.37(0.05~2.53)、0.11(0.01~2.27)、0.05(0.003~0.743)であり、コーヒー+緑茶群のみ有意な負の相関が認められた。

 以上の結果から、著者らは「閉経前後の日本人女性では、毎日のコーヒーおよび緑茶の摂取量が、BMIおよび体脂肪率と逆相関し、コーヒーと緑茶の合計摂取量はCAVIと逆相関していた。これらのデータは、コーヒーや緑茶の摂取が、女性の健康維持と動脈硬化の予防に役立つ可能性を示唆している」と結論づけている。

 なお、CAVIに関してコーヒー、緑茶それぞれ単独では有意な影響が認められなかったことについて、コーヒーと緑茶には動脈硬化の進行抑制において相加的効果があるのではないかと考察している。(HealthDay News 2020年6月29日)

Abstract/Full Text
https://www.mdpi.com/2072-6643/12/5/1370

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