ブラック・ライブズ・マターPhoto:PIXTA

 米有権者の間で黒人やヒスパニック系住民が差別されていると考える割合が増えている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが共同で実施した最新の世論調査で、米社会が人種差別的だと考えている人は回答の56%と、過半数だった。

 2カ月近く前に黒人男性ジョージ・フロイドさんがミネソタ州ミネアポリスで警察に拘束され死亡して以降、全ての人種と年齢層の米国民が差別について大きな懸念を共有していることが分かった。人種間の関係が「非常に悪い」「かなり悪い」と回答したのは71%と、2月時点から16ポイント上昇した。