ただし、Huang氏は、卵や赤肉の摂取を制限する際には、健康的な代替品に置き換えることに留意すべきだとしている。同氏は、「卵や赤肉の動物性タンパク質を全粒穀物などの植物性タンパク質に置き換えると、全死亡リスクが低下することが分かった。一方で、動物性タンパク質を加糖飲料などの他の食品に置き換えた場合にも全死亡リスクの低下がもたらされるかどうかは明らかになっていない」と説明している。

 論文の上席著者で、NCIの主任研究員であるDemetrius Albanes氏は「今回の研究結果から、心血管疾患による死亡の予防には、植物ベースの食事が有用なことを支持するエビデンスが得られた。また、タンパク質の摂取源の選択が健康の転帰や寿命に影響する可能性も示された」と述べている。

 Academy of Nutrition and Dietetics会長のConnie Diekman氏は、「植物性タンパク質の摂取が長生きにつながる理由にはさまざまなことが考えられる」と述べた上で、「肉のタンパク質には飽和脂肪やコレステロール、塩分などが多く含まれる一方で、植物性タンパク質には食物繊維や抗酸化物質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている」と指摘する。また、Albanes氏らは、動物性タンパク質が体内で分解された後のアミノ酸は、動脈硬化や炎症を促している可能性を指摘。さらに、動物性タンパク質は、腸内細菌叢に影響を与える可能性があることも考えられるという。

 ただ、卵に関しては、これまで考えられていたよりも健康には悪い影響を与えないとする研究結果が報告されている。専門家の中には、「卵は、健康的かつバランスの取れた食事の一部になり、否定的に扱うべきではない」という声がある一方で、「卵料理や肉料理は毎日食べるのはやめ、できれば植物性食品とバランスを取ることが望ましい」という意見もある。(HealthDay News 2020年7月13日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/vegetarianism-news-694/getting-your-protein-from-plants-a-recipe-for-longevity-759449.html

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.