介護保険料を減らす3つのコツで、年金生活の「手取り収入」アップを実現Photo:PIXTA

「手取り収入の計算オタク」のファイナンシャルプランナー(FP)である筆者が、老後の手取り収入をアップさせるためのコツを伝授する。今回は、65歳以上でかかる介護保険料を減らす3つのコツを駆使して、年金生活における手取り収入をアップする方法をお伝えしたい。(株式会社生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)

年金生活に入れば
社会保険料を減らすことが可能!

 私は「手取り計算」をするのが大好きで、ファイナンシャルプランナー(FP)として毎年のライフワークとしている。手取り収入とは、額面の収入から税金と社会保険料を引いたもの。つまり、税金と社会保険料の負担が増えると、額面収入が同じであったとしても、手取り収入は減る。

 不安のない生活設計を立てるためにも、自分の手取り収入を知ることは欠かせないことであり、税金と社会保険料の動向には関心を持ちたい。

 新型コロナウイルス対策を盛り込んだ第2次補正予算は、31兆9114億円。政府は国債を発行して財源を捻出する予定だが、われわれは将来的な増税を免れないだろう。