1位は年収262万円!
上位10社中にサービス業5社

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が低い会社ランキング2020」をお届けする。対象は、単体の従業員数が20人以上の企業とした。

 8月に記事を配信した『年収が高い会社ランキング2020』では、年収2000万円超が1社、1000万円超が61社という結果になった。

 では、最新版の年収が低い会社ランキングの上位の顔触れは、果たしてどうなっているだろうか。早速、確認していこう。

262.4万円でトスネットが1位
5位まで300万円未満

 今回、平均年収の低さで1位となったのは、本社が宮城県仙台市の警備事業会社トスネット(サービス)で262.4万円だった。前年度比で0.9%増えたが、300万円を割り込む水準となった。交通誘導や施設、列車見張り警備事業を手掛けている。従業員数は148人で、平均年齢は43.7歳となっている。

 トスネットと同じサービス業の企業5社が上位10社に入った。3位のプレステージ・インターナショナルが278.7万円(従業員数2505人、平均年齢37.7歳)、5位のHANATOUR JAPANが293.1万円(同159人、同33.1歳)、8位のウイルテックが312.5万円(同3147人、同38.2歳)、9位の光ハイツ・ヴェラスが314.3万円(同255人、同55.5歳)となっている。