「お金は大事 仕事はなんでもやる でも、魂は売らない」

 何という強いリーダーシップでしょう。混迷を極める今の時代の求められる若きリーダーの理想像を皆が日向に見たのではないでしょうか。

 また、日向が真琴にこう告げるシーン。

「お前が信用できる人間かどうかなんてどうでもいい。僕がお前を信じる。……あと、一つ……」

 日向は1枚の紙を真琴に見せます。それは真琴が心にひそかに思っていて、つい紙に書いてしまったこと――「日向 徹の壁を壊したい」。

 日向に見つけられて焦る真琴。

「壊したなら、責任を取れ。巻き込むぞ。いいな?」

「はい!」

 この場面に、どれだけの女性が共感したことでしょう。草食男子が急増するなか、自分の周りにこんなにも強引にしっかりと引っ張ってくれる男性がいたら……。そう思う女性は、実は少なくないのではないでしょうか?

 そのことを、数多くのTwitter上のつぶやきがリアルタイムで示していました。

 この「リッチマン、プアウーマン」が好評だったわけは、今の時代の空気をうまくつかんだからだと言えるでしょう。

 日向 徹は多くの人がイメージする、この時代が求めるカッコイイ男としてぴったりはまったのです。