AI,人工知能写真はイメージです Photo:PIXTA

アビームコンサルティングと
オートフリート社との協業を開始

 大手コンサル会社のアビームコンサルティングは、AI(人工知能)を活用した独自の車両管理によるモビリティビジネスの最適化ソリューションを提供するイスラエルのスタートアップ、オートフリート社との協業を開始した。

 両社の協業は、モビリティビジネスのマネタイズ化(事業化)を支援し、急速に拡大するMaaS(Mobility as a Service。次世代移動サービス)を持続可能なビジネスとして確立させていくのが狙い。日本を含むAPAC(アジア太平洋)地域において、MaaS事業拡大を目指す企業を支援していくことになる。

 ヒト・モノのあらゆる移動に関わる情報・予約・決済を統合し、サービスとして提供する「MaaS」は、ユーザーの利便性向上のみならず、交通渋滞や環境問題など社会課題の解決に向けて自動車業界に限らず公共交通やIT業界、各国自治体など業界の垣根を超えて様々なモビリティサービスの開発・普及が進められている。

 現在、コロナ禍で移動需要が急減する一方、生活様式に不可欠な医療品や食料品・日用品の配送ニーズは高まっており、人々の行動変容に呼応する新たなモビリティサービスがこれまで以上に求められてきている。