ジョー・バイデン,金融Photo:Scott Olson/gettyimages

 米金融機関の間で、「企業に優しい」消費者金融保護局(CFPB)の時代が終わりを迎えつつあるとの懸念が高まっている。

 CFPBと和解に向けた協議を進めている住宅ローン会社やフィンテック企業は決着を急いでいると、事情に詳しい関係筋は明かす。背景には、大統領選で民主党のジョー・バイデン候補が勝利した場合、法令順守の徹底や制裁金といった当局の措置がさらに厳しくなるとの読みがある。