報道陣向け公道試乗会で走行準備中のMX-30各車。手前は、マツダ100周年スペシャルエディション報道陣向け公道試乗会で走行準備中のMX-30各車。手前は、マツダ100周年スペシャルエディション Photo by Kenji Momota

えたいが知れない?
「CX」ではなく「MX」、EVだけもなく…

「CX-3」「CX-5」「CX-8」、さらに「CX-30」と、近年のSUV戦略が奏功しブランドイメージが上昇したマツダ。

 今度は「MX-30」の登場だ。

 だが、正直なところ「MX-30は、えたいが知れない」という声が自動車メーカー、自動車販売店、そしてユーザーの中でよく聞かれる。

 なぜ、そうしたイメ―ジがついているのか?

 なぜ、マツダはこのタイミングで、「CX」と違うSUV路線をスタートさせたのか?

 10月中旬、羽田空港の多摩川を挟んだ川崎サイドのホテルを起点とした、報道陣向け公道試乗会に参加し、MX-30を実際に体験しマツダ関係者とじっくり話しながら、マツダのMX-30にかける思いについて考えた。