サバ缶ブームも納得、「魚缶」のスゴさと活用法を栄養士が解説!Photo:PIXTA

体に良いと言われるけれど、調理のハードルが高くてなかなかとれない「魚」。そんな魚を手軽にとれる、便利な食材が魚の缶詰です。今回は魚の缶詰(サバ、イワシ、鮭、ツナなど)の活用法をご紹介します。

魚の缶詰の栄養価は
何がすごいのか?

 サバ缶の健康効果が高いと様々なメディアで紹介されて以降、サバ缶の生産量がツナ缶を抜くなど「サバ缶ブーム」が起こりました。近年ではその種類も増え、高級缶詰からトマトやカレー味など様々な魚介缶詰が登場しています。

 注目されたのがサバに含まれる栄養素である、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といったオメガ3(n-3)系脂肪酸がもつ健康効果です。具体的には、生活習慣病の予防や脳の活性化、ダイエット効果などです。このオメガ3は人の体では作ることができないので、積極的にとりたい栄養素です。日本人の食事摂取基準2020年版によると、1日の目安量は以下のようになります。