「鬼滅」効果あってもローソン前年割れ、セブン・ファミマも売上高6%減【10月度・業界天気図】Photo:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度のコンビニ編だ。

セブン、ファミマ、ローソン6%超減
ミニストップは約9%減

 コンビニの主要4社が発表した10月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。

 10月度のセブン-イレブン(セブン&アイホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、前年同月比94.0%(6.0%減)、ファミリーマ—トは同93.9%(6.1%減)、ローソンは同93.1%(6.9%減)だった。

 3社が約6〜7%減を記録する中、一番厳しい状況にあるのがミニストップで、同91.1%(8.9%減)まで落ち込んだ。