コロナ感染者座談会…イジメが怖くて未報告、抗体も検出されずPhoto:PIXTA

 新型コロナウイルスの感染拡大が一向に止まらない。“第3波”到来と囁かれるなか、もし自分が感染してしまったら……と考える人は少なくないだろう。すぐに検査はできるのか。どこでどのように療養すればいいのか。どのような苦しみが待っているのか――。匿名を条件に“経験者”に聞いた。明かしてくれたのは、フリーの水道設備事業者として働く傍ら、複数の飲食店で店長もこなすAさん(40代・東京都在住)、複数の会社から業務委託を受けて営業マンとして働くBさん(40代・神奈川県在住)、メディア系企業に勤務するCさん(30代・東京都在住)の3人だ。

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――新型コロナに感染した経緯は?

A:7月頭に友人のあるお祝い会に参加して、そこで感染してしまいました。頭痛持ちで、毎年梅雨は頭が痛くなるので、まさかコロナだとは思ってなかったんですけど、そのお祝い会に参加した人から後日電話があって、「みんな体調がおかしい。お前もPCR検査受けたほうがいい」と言われたんです。でも、私は個人の水道設備事業者として働きつつ、夜は飲食店でも働くという生活なもので、国民健康保険料を払っておらず、病院には行きたくなかった。それで、簡易検査キットを仕入れたという知人から7千円ぐらいでキットを購入して検査したら「陰性」でした。なのに、その直後に、同じお祝い会参加者が陽性だったことが判明して、濃厚接触者に……。結局、16人いた参加者のほとんどが感染したみたいです。