マッキンゼーで学んだ速い仕事術、 「型」でデキる人になる!“型”をもとに仕事にあたれば、効率的に処理できる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

 本書『マッキンゼーで学んだ速い仕事術』では、著者、大嶋祥誉氏がマッキンゼーで働く中で学んだ、仕事の質とスピードを上げるためのノウハウが紹介されている。

『マッキンゼーで学んだ速い仕事術』書影『マッキンゼーで学んだ速い仕事術』 大嶋祥誉著 学研プラス刊 1430円(税込)

 要約者は本書を読む中で、マッキンゼー社員のような「デキるビジネスパーソン」は、仕事のさまざまな場面で使える“型”をたくさん持っているのだと認識した。何事もゼロから発想するのではなく、“型”をもとに仕事にあたれば、効率的に処理できるのだ。

 たとえば企画書については、さまざまな企画に応用できるフォーマットを用意しており、常にそのフォーマットに沿って企画書を作っているのだと紹介されている。プレゼンでも同様だ。仕事が遅い人は我流でプレゼン台本を考えようとする一方、仕事が速い人は、プレゼンのストーリーを考案するための“型”を使うというわけだ。

 本書では、企画書とプレゼンのほか、仕事環境・ツール、発想、会議、行動習慣と、合計6つの章にわたって、デキるビジネスパーソンの仕事術が紹介されている。それぞれの仕事術の冒頭には、「仕事が速い人は朝型」「仕事が遅い人は夜型」といったふうに、その項で紹介される仕事術がコンパクトにまとめられており、読み進めやすい仕立てとなっている。