テレワークで変わった人の評価、オンラインで失敗しない映り方・話し方写真はイメージです  Photo:PIXTA

コロナ禍で、すっかりテレワークが常識になった。それゆえに、対面ではなくオンラインでのコミュニケーションで評価される時代になったとも言える。これからの時代、われわれはどんな人をモデルとして学んでいくべきか。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

テレワークでの会話は内容より“どう伝わっているか”が重要

 ほんの少し前まで「テレワークでちゃんと仕事ができるのだろうか…」と不安に思っていたものだ。しかし、今や常識になりつつある。逆にテレワークでないと、「えっ、わざわざ会うの?」と違和感を持つようになったほど。時代が変わるのは本当に早いものだ。

 今まで「画面越しのコミュニケーションは限界がある」もしくは「やっぱり実際会わないとダメだ」と言っている人もいた。しかし、それでは仕事にならない。否定的だった人たちもテレワークでのコミュニケーションを取り入れざるを得なくなったのだ。

 これからは今以上に、対面でのコミュニケーションからテレワークでのコミュニケーションを求められるようになっていく。ということは“画面を通じて相手と良好なコミュニケーションが取れるかどうか”が結果を出すためのキーポイントになる。

 先日の打ち合わせでのこと。日程を決めてZoom で話をすることになった。この担当者とは以前からメールで何度もやり取りをしていた。メールのやり取りは素晴らしい。レスポンスは早いし、先回りして必要な資料を送ってくれる。「しっかり仕事ができる人だ」という印象を持っていた。

 しかし、テレワークでは印象がかなり違った。