不動産の呪縛#10Photo:Tatsuo Suzuki/EyeEm/gettyimages

景気が沈めば不動産市場は逆回転する。力尽きる不動産会社はどこなのか。特集『不動産の呪縛』(全10回)の最終回では、非上場を含む不動産会社の自己資本比率、売上高利益率、売上高増減率をランキングし、「経営危険度」に迫った。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

自己資本比率ワーストの「問題企業」
ソフトバンクG傘下のファンドが支援

 不動産業には非上場の会社が数多くある。そこでダイヤモンド編集部では、上場会社だけでなく非上場会社も含めて最新の2019年度業績を反映した三つの経営指標をそれぞれランキング。売上高100億円以上の会社における「経営危険度」に迫った。

「自己資本比率」「売上高利益率」「売上高増減率」の3指標のうち、自己資本比率でワーストになったのは「あの問題企業」。売上高利益率でもワースト2位となったこの会社には、ソフトバンクグループ傘下のファンドが支援に入った。