課長はローライズGパンがお好き!
パンツの色やお尻をチェック

 セクハラの実態をつかむため、筆者はさらに詳しい状況を掴もうと、被害者の女性に話を聞くことにした。

 被害者の女性は配属されたとき、ローライズのGパンを穿いていたところ、先輩のパートの女性に「しゃがんだ時におしりが見えるようなGパンはあぶないわよ」と注意されたことがあった。そのとき被害女性は「お局様のご指摘を頂戴した」という軽い認識で、大きなお世話かと思っていたのだが、それは間違いだった。

 セクハラ課長はめざとく見つけては、「パンツの色、かわいいね」と言ってきたほか、酷いときは通りがけに手を突っ込んできたりしたというのだ。

 パートの間では「危険な服はご用心」というのが常識になっていた。

 さらに被害女性はこんな被害にもあっていた。

 その日は仕事が遅くなり、職場の数人と飲みに行った。きっかけは何か忘れてしまったが、飲み会の席でメールアドレスを教えてしまった。それが後々、災難を呼ぶことになってしまう。

 それ以来、しつこく食事に誘われるようになった。しかし、職場で毎日顔を合わせる人であり、上司だ。それに、パートと社員という違いもある。あまりに断っても失礼かと思い、二人で食事に行ったところ、帰りにラブホテルに強引に連れ込まれそうになったのだ。

 その場は何とか振り切って帰ったが、翌日からセクハラ課長の態度が一変。仕事を回してもらえなくなり、それまで仲の良かったチームからもはずされてしまい、孤立させられてしまった。

 横暴は、それだけではなかった。書類の間に「なめるなよ」「ブス」などといった、ポストイットが貼られてくるようになったという。