日本はなぜ「女の子の学歴」への意識が低すぎるのかPhoto:PIXTA

子育て後に女性の人生は2つに分かれてしまう――新刊『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』の著者・ボーク重子さんはそう言います。女性が輝く時代と言われながらも、未婚・既婚・専業主婦・ワーキングマザー・パート・フルタイムなど、女性たちはそれぞれの立場で生きづらさを抱えています。全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で優勝したスカイ・ボークさんの母であるボークさんはその背景には、そもそも日本が先進国のなかで特に「女の子の学歴」への意識がとても低いことがあると語ります。

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日本の女性はなぜ
「逆学歴マウント」をするのか

「夫は医学部出身」「元カレは東大卒」「息子は2人とも慶應」。女性同士の世間話やママ友たちのランチでこんな会話が出ることはありませんか?

 その一方で「私は東大卒です」「私は医学部出身です」と率先して言う女性はほとんどいません。

 付き合っている男性や夫の学歴が高い場合は「学歴マウント」で自慢しがちで、女性である自分の学歴が高いと逆に隠そうとする「逆学歴マウント」状態になるようです。男性の学歴が高いことは良くても、どうして女性は自分の学歴を話すのをはばかるのでしょうか?