東京市場まとめ
1.概況
本日の日経平均は5日ぶりに反発しました。日経平均は284円高の27,340円でスタートすると寄り付きを安値に大きく上げ幅を広げる展開となり10時50分過ぎに568円高の27,624円まで上昇し497円高で前場を終えました。495円高の27,551円でスタートした後場は後場寄り直後に511円高の27,567円まで上昇した後、13時30分ごろに新型コロナの新規感染者数が2,000人を超え過去最多になったと伝わったこともあって節目の27,500円を割り込むと14時30分前には357円高の27,413円まで上げ幅を縮めました。その後引けにかけてやや戻すと結局、日経平均は434円高の27,490円で取引を終えています。こうしたなか新興市場はまちまちで東証マザーズ指数が下落となった一方で、日経ジャスダック平均は上昇となっています。
2.個別銘柄等
米長期金利が節目の1%をおよそ10ヶ月ぶりに上回ったことを受けて昨日の米国市場で銀行株が大幅高となった流れを引き継ぎ日本市場でもメガバンクが買われました。三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)が3.5%高となったほか、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が5.5%高、みずほフィナンシャルグループ(8411)も3.3%高となりました。米長期金利の上昇を受けて生保株も買われ、T&Dホールディングス(8795)が6.7%高となり昨年来高値を更新し、第一生命ホールディングス(8750)も7.4%高となりました。また、コマツ(6301)も5.0%高となり昨年来高値を更新しました。米国で大統領と上下院の多数派を民主党が占めるトリプルブルーが実現する見通しとなりバイデン次期政権が公約として掲げるインフラ投資の拡大が期待され買いを集めました。さらに国内大手証券が目標株価を引き上げたことで日本製鉄(5401)も7.8%高となっています。一方で スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)がゲームソフトの「OUTRIDERS」の発売予定日を2月2日から4月1日に延期すると発表したことが嫌気され3.6%安となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
本日の日経平均は434円高となりました。米ジョージア州の米上院決選投票を受けて上下両院で民主党が過半数を制するとの見方が強まったことで追加経済対策やインフラ投資の拡大などといった政策の恩恵を受けるとみられる景気敏感株を中心に買いが膨らみ昨日の米国市場でダウ平均が史上最高値を更新したことから上昇して始まると、決選投票で民主党が2議席の獲得を確実にしたと伝わり政治的な不透明感が払拭されたこともあって上げ幅を広げる展開となりました。後場に上げ幅を縮めたことで昨年の12月29日に付けた昨年来高値(27,568円)を引けで上回ることはできませんでしたが、本日の上げで大納会以降の下げの大部分を取り戻すことになったことから明日以降の高値更新が期待されます。なお、日本時間の22時30分には米新規失業保険申請件数が発表されるほか、8日の午前0時には2020年12月の米ISM非製造業景況感指数が発表される予定です。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)
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