2020年に企業価値を上げた小売企業、下げた小売企業ランキング写真:リテイルメディア

2020年は新型コロナウイルス(コロナ)の影響が実に大きい一年でした。雇用・所得・消費・インバウンドなど各所に大きなうねりを生み、文字通り振り回された一年と言えそうです。その最大のハイライトになったのは、アパレルの老舗であるレナウンの破産になると思います。この年末のタイミングで、2020年に企業価値を上げた小売業、下げた小売業のランキングを掲載、解説します。意外な企業、明暗を分けたライバル企業が出てきますが、その差は一体何だったのでしょうか?

コロナに振り回された2020年

 2020年はコロナに振り回された一年と言っても良いでしょう。しかし、暗いニュースばかりではありませんでした。セブン&アイ・ホールディングスが米国のコンビニエンスストア(コンビニ)事業の外部成長を求めて2兆円を超える大型買収を決めたこと、ファミリーマートが伊藤忠商事によって完全子会社化され非上場になったこと、島忠のTOBがDCMホールディングスとニトリホールディングスのコンテストになり業際があいまいになったことなど、次の展開を期待させる話題も豊富でした。少し周辺の領域になりますが、Uber Eatsの日本での定着も大いに気になる動きでした。

 年末年始の良いタイミングでもありますので、株式市場の視点から2020年を振り返ってみたいと思います。上場している小売企業の19年12月25日から20年12月25日の一年間の株価騰落率をもとに株式時価総額の金額の増減を推計し、ランキングにしました。