TOHOシネマズが興行収入20%減、「鬼滅効果」あっても前年割れの理由Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のレジャー編だ。

TOHOシネマズが興行収入20%超減で「前年割れ」

 レジャーの主要3社が発表した12月度の月次業績データ(映画興行収入、既存店売上高、展望デッキ来場者数)は、以下の結果となった。

 12月度のTOHO シネマズ(東宝)の映画興行収入は前年同月比79.7%(20.3%減)、ラウンドワンの既存店売上は同72.9%(27.1%減)だった。

 最も厳しい状況なのは東京スカイツリー(東武鉄道)で、12月度の天望デッキ来場者数は、前年同月比23.4%(76.6%減)だった。