来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(1/25~29)の日経平均株価の予想レンジは、
2万8500~2万9000円! 日米で本格化する決算発表
や、IMFの「世界経済見通し」発表後の値動きに注目!

2021年1月22日公開(2021年1月24日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、バイデン政権への期待感から上昇!
「再生エネルギー」関連銘柄への物色も目立つ

 今週(1月18日〜22日)の日経平均株価は上昇しました。

 週初は、米国市場が3連休だった影響もあって利食いの売りが先行しましたが、1月20日に就任式を控えたバイデン政権への期待感もあり、押し目買い意欲の強さも目立ちました。

 そして1月20日にバイデン氏が第46代大統領に就任すると、特段トラブルがなかったことから待機していた資金が市場に流入し、ご祝儀的な相場展開から米国市場が上昇。また、1月19日にネットフリックス(NFLX)が好決算を発表したことで、GAFA銘柄などクオリティ株(収益性が高く、財務的にも安定している銘柄)の物色が強まりました。

 こうした一連の流れを受けた日経平均株価も上昇し、一時は2万8800円台を回復する場面も見られました。週末の金曜日には、日経平均株価こそ利益確定の流れが優勢になって下落しましたが、米国のナスダックが最高値を更新したことが刺激材料となり、東証マザーズ指数が強い動きを見せるなど、ネット関連の中小型株が好調でした。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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■東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月
東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 また、バイデン大統領は、就任後にパリ協定に復帰すると伝わっていたこともあり、水素など「再生エネルギー」関連への物色も見られました

来週の日経平均株価は、値動きの少ない膠着した展開に!
「再生エネルギー」関連銘柄は、押し目買いスタンスで

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万8500円 ~ 2万90
00円

 
 来週(1月25日〜29日)は日米で決算発表が本格化することから、日経平均株価は、値動きが少なく膠着感が強まりやすいでしょう。足元で2万8500円辺りでの底堅さが意識されているため、2万8500~2万9000円辺りでのレンジ推移が継続すると見ています

 日経平均株価の値動きが少ない分、投資家の興味は決算を手掛かりとした個別銘柄に向かいやすいと思われます。決算内容が評価されると、その銘柄の関連セクターや関連テーマなどへ「思惑買い」が波及することが期待できます。

 また、バイデン政権への期待感から、引き続き「脱炭素」を中核とした「再生エネルギー」関連への押し目買い意欲は強いでしょう。
【※関連記事はこちら!】
日経平均株価の“押し目”に、世界的な国策テーマ株である「脱炭素」関連株を狙え! 太陽光発電や蓄電池、水素、EV(電気自動車)の関連銘柄の株価に要注目!
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「全固体電池」関連銘柄を解説! リチウム電池からの移行が予測される「全固体電池」は、“未来の蓄電池”としてEV(電気自動車)などには欠かせない部品に!

 さらに、来週1月26日には、国際通貨基金(IMF)が新たな「世界経済見通し」を発表する予定なので、要注目です。日本経済については、昨年12月に発表された追加刺激策により、2021年の成長率がやや引き上げられる可能性があります。実際に日本が引き上げられると、海外勢による日本株比率の引き上げにもつながりそうです。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
ケアサービスが+73.76%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位はケアサービス(2425)で、2021年3月期の業績予想が上方修正されたことが好感されました。営業利益が前回の6000万円から2億6000万円と大幅に増額しており、減益予想から一転して大幅な増益見通しとなりました。株価は、連日のストップ高での急伸となりました。

 値上がり率2位はフルッタフルッタ(2586)。カナダのトロント大学と「アサイーが新型コロナウイルス起因のNLRP3インフラマソーム誘発性炎症を抑制する効果」に関する実証実験を行う契約を締結したとの発表が引き続き材料視され、買いが継続しました。

 値上がり率2位はトランスジェニック(2342)でした。子会社の医化学創薬が、新型コロナウイルスのタンパク質に結合する抗体を発売すると発表したことが材料視されて急騰し、連日で昨年来高値を更新しました。

 一方、値下がり率ランキングのトップはユーラシア旅行社(9376)で、新型コロナウイルスの影響による業績懸念が再燃しました。株価は1月13日以降、8営業日続落となり、昨年10月以来の水準まで下落しています。

 値下がり率2位のINEST(3390)は、第三者割当による需給悪化懸念により、昨年後半から上昇して100円を割り込んでいた株価が一時157円まで高騰しました。しかし、その後は急落の流れとなり、今週も見切り売りが優勢となりました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +73.76 ケアサービス(JQ・2425)
2 +59.30 フルッタフルッタ(マザ・2586)
3 +53.65 トランスジェニック(マザ・2342)
4 +47.53 東京製綱(東1・5981)
5 +43.75 大谷工業(JQ・5939)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −30.10 ユーラシア旅行社(JQ・9376)
2 −22.03 INEST(JQ・3390)
3 −13.95 アサヒ衛陶(東2・5341)
4 −13.89 プレサンスコーポレーション(東1・3254)
5 −12.19 グッドライフカンパニー(JQ・2970)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 522,383,700 音通(東2・7647)
2 259,319,700 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
3 237,780,400 東京電力ホールディングス(東1・9501)
4 156,709,300 CAICA(JQ・2315)
5 99,484,000 日産自動車(東1・7201)

【来週の主要イベント】
米国のFOMCやパウエルFRB議長の会見、
日米企業の決算発表に注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<1月25日(月)>
◆決算発表:JSR(4185)弁護士ドットコム(6027)日本電産(6594)
◆ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
◆独1月IFO企業景況感指数
◆露12月実質鉱工業生産

<1月26日(火)>
◆12月企業向けサービス価格指数
◆決算発表:マクアケ(4479)ディスコ(6146)日東電工(6988)
米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆英12月失業率/失業保険申請件数
◆米11月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆米1月リッチモンド連銀製造業指数
◆決算発表:アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)マイクロソフト(MSFT)ザイリンクス(XLNX)

<1月27日(水)>
◆11月景気先行指数/一致指数改定値
◆決算発表:信越化学工業(4063)サイバーエージェント(4751)オムロン(6645)
◆独2月GFK消費者信頼感調査
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米12月耐久財受注
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見
◆決算発表:アップル(AAPL)ボーイング(BA)フェイスブック(FB)ラムリサーチ(LRCX)テスラ(TSLA)

<1月28日(木)>
◆12月小売業販売額
◆12月百貨店・スーパー販売額
◆決算発表:オリエンタルランド(4661)富士通(6702)アドバンテスト(6857)
◆独1月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米前週分新規失業保険申請件数
◆米10-12月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆米12月景気先行指標総合指数
◆決算発表:USスチール(X)

<1月29日(金)>
◆1月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆12月失業率/有効求人倍率
◆12月鉱工業生産速報値
◆12月新設住宅着工戸数
◆決算発表:味の素(2802)アステラス製薬(4503)第一三共(4568)TDK(6762)
◆独10-12月期国内総生産(GDP)速報値
◆米10-12月期四半期雇用コスト指数
◆米12月個人所得
◆米1月シカゴ購買部協会景気指数
◆米1月ミシガン大学消費者態度指数
◆決算発表:キャタピラー(CAT)

【来週の注目銘柄】
「Sun Asterisk」「トリドールホールディングス」「Sansan」
の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

Sun Asterisk(2021年1月22日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 マザ・4053 2569円 123.6倍 19.36倍
昨年9月以降、調整が続いているが、ここからのリバウンドに期待
あらゆる産業のデジタライゼーションを促進するため、新規事業やデジタルトランスフォーメーション(DX)、プロダクト開発を成功に導くための「クリエイティブ&エンジニアリング」と「タレントプラットフォーム」の2つのサービスを提供。エンジニアやUXデザイナー、ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、事業開発ディレクターなど、多彩な専門家が事業支援を行っています。足元の業績は好調で、2020年12月期には前年同期比79.2%の営業増益を見込んでいます。株価は、昨年7月31日にIPO(新規上場)した後、9月に付けた高値4765円をピークに調整が続いていますが、昨年9月に80倍を超えていた信用倍率(買い残高÷売り残高)が現在3倍台まで低下しており、買い方の需給調整は一巡していると見られるため、ここからのリバウンドが期待できます。
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トリドールホールディングス(2021年1月22日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
小売業 東1・3397 1474円 −倍 3.10倍
「丸亀ランチセット」が好調で、アジアを中心に海外展開も加速!
釜揚げうどん「丸亀製麺」が主力の外食チェーンです。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗で休業または営業時間の短縮を行っています。一方でテイクアウトは順調。昨年11月より販売を開始した「丸亀ランチセット」が人気で、1月19日から3月末までの復活販売を決定しています。昨年12月には傘下のグループ企業を通じて、インドネシア3店舗、フィリピン1店舗、ベトナム2店舗の計6店舗を新規出店。さらに、東南アジアを中心に人気の高いヌードルショップ「Boat Noodle」をマレーシアに2店舗オープンするなど、海外展開を加速させています。株価は、1月8日の安値1302円を底値にリバウンドを見せており、昨年9月に付けた高値1572円を射程内にとらえています。
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Sansan(2021年1月22日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・4443 8980円 508.4倍 25.57倍
東証1部への市場変更により、機関投資家などからの資金流入に期待
法人向けクラウド名刺管理サービスなど、名刺管理を起点に企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。名刺管理サービスで8割超のシェアを持ち、数名規模から大手まで約7000社もの企業で採用されています。名刺をはじめとしたあらゆる「顧客データ」を連携することにより、働き方を変え、企業の成長を後押しします。1月21日の東証1部への市場変更を材料に足元で急伸しましたが、今後はインデックス連動ファンドなどからの資金流入も意識されるので、押し目狙いの銘柄として注目しておくといいでしょう。
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【※今週のピックアップ記事!】
「全固体電池」関連銘柄を解説! リチウム電池からの移行が予測される「全固体電池」は、“未来の蓄電池”としてEV(電気自動車)などには欠かせない部品に!

日経平均株価の“押し目”に、世界的な国策テーマ株である「脱炭素」関連株を狙え! 太陽光発電や蓄電池、水素、EV(電気自動車)の関連銘柄の株価に要注目!

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