99%の人々が教え込まれてきた「一般的にいわれる幸せ論」ではなく、1%の人々が実践する「もうひとつの幸せ論」を実践してみてはどうでしょう?

 すでにいただいているものに気がついて感謝することができれば、もうすでに「十分幸せ」なのです。

 そしてそういうことに気がつき、「もうひとつの幸せ論」のほうに移っていった場合、競うことも、比べることも、争うことも、1番になることもないということがわかってきます。

 しかも、宇宙の法則としては、感謝の量が多い人ほど、天上界の方々の支援、応援を受けられるようなのです。

 あれをよこせ、これをよこせ、あれもほしい、これもほしいと言っている人は、実は、それを「夢」や「希望」という名前で呼んでごまかしているだけです。

 本当は、「今、自分を取り巻いている状況が気に入らない」。天上界の方々が今の自分の現状をつくってることに「自分は気に入らないんだ」と、宣戦布告しているのかもしれません。

 今、すでにたくさんのものをいただいている。それに気がつき、感謝。
 そして、
ありがとうをたくさん口にしている。

 そういう人に対しては、天上界の方々は「あぁ、気がついているのか。それならば、もっと応援してあげようかな」と思ってくれるような気がします。

 私のまわりには、今、この「もうひとつの幸せ論」で生きている人がたくさんいます。

 99%の人々が教え込まれてきた「一般的にいわれる幸せ論」ではなく、1%の人々が実践する「もうひとつの幸せ論」で生きている人のほうが、はるかに幸せそうです。

 この本を読み終わったあなたは、読み終わっただけで、ものすごく幸せに囲まれているかもしれません。ものすごい幸せを感じているかもしれません。

 なぜならば、「幸せの本質」とは…、
何かを手に入れることではなく、すでに幸せに囲まれていたことに気がつくだけ
 だったからです。

 さぁ、この本は、「秘密の花園」の入口である「もうひとつの幸せ論」です。
 少数派ではありますが、こちらの幸せ論は、「ラクで楽しい幸せ論」です。どうぞ、遠慮なくお入りください。

 なお、本書の作成にご助力いただきました、クロロスの藤吉豊さん、編集担当である(株)ダイヤモンド社の飯沼一洋さんには、大変お世話になりました。この場を借りて心よりお礼を申し上げます。

 小林正観

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