東京市場まとめ
1.概況
本日の日経平均は小幅に4日続伸となりました。日経平均は93円安の29,412円で寄り付くと取引開始から5分余りで137円安の29,368円まで下落しましたが、切り返すと11時過ぎにプラスに転じ11時10分過ぎに41円高の29,547円でまで上昇し25円高の29,531円で前場の取引を終えました。上げ幅を縮め6円高の29,512円でスタートした後場の日経平均は後場寄り後すぐに再びマイナスに転じ13時過ぎに64円安の29,441円まで下落しましたが、下げ渋り持ち直すとプラスに転じ結局57円高の29,562円と高値引けで取引を終え昨日に続いて昨年来高値を更新しています。こうしたなか新興市場も堅調で東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均が揃って上昇となっています。
2.個別銘柄等
本日の13時25分に決算を発表したトヨタ(7203)が1.7%高となり昨年来高値を更新しました。通期の営業利益の見通しを1兆3000億円から2兆円に引き上げたこともあって決算発表直後に一段高となり一時は3.2%高まで上昇する場面もありました。昨日の引け後に決算を発表したホンダ(7267)も5.1%高となり昨年来高値を更新しました。通期の純利益を3900億円から4650億円に引き上げたことで減益予想が一転して増益予想となったことが好感されました。
富士フイルムホールディングス(4901)も4.7%高となり上場来高値を更新しました。医薬品の受託製造など成長分野であるヘルスケア事業が好調で2020年10-12月期の営業利益が前年同期比で5四半期ぶりに増益に転じ、通期の営業利益の見通しを1430億円から1600億円に引き上げたことが評価されました。
また、通期の営業利益の見通しは据え置いたものの10-12月期の営業利益が3四半期ぶりに増益となった住友大阪セメント(5232)も8.6%高となりました。シマノ(7309)も一時8.3%高となり1月27日に付けた上場来高値に顔合わせする場面がありました。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に公共交通機関の利用を控える傾向が強まり自転車の利用が増えて関連部品の販売が伸びることから2021年12月期の営業利益が1050億円となり6年ぶりに過去最高益を更新するとの見通しを発表したことで買いを集めました。
VIEW POINT: 明日への視点
本日の日経平均は57円高となりました。昨日の米国市場が小幅に高安まちまちとなり新たな買い材料に乏しいなかで売りが先行しましたが、朝方の売りが一巡し下げ幅を縮めるとプラスに転じ小幅に上昇して取引を終えました。昨日の東証1部の騰落レシオが124%になるなど短期的な過熱感があったことからしっかりとした下げになってもおかしくなかったといえますが、それにも関わらず小幅ながら続伸となったことから3万円の大台回復に向けた期待は相当に強いといえそうです。
なお決算発表も終盤ですが本日も引け後に三菱地所(8802)や西武ホールディングス(9024)、東京海上ホールディングス(8766)などが決算を発表する予定です。また、10日の米国でもゼネラル・モーターズ(GM)やコカ・コーラ(KO)、ウーバーテクノロジーズ(UBER)などが決算発表を予定しています。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)
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