ヤオコー所沢北原店の外観。20年11月には「所沢北原店」を「次なる旗艦店の布石」として増床リニューアルヤオコー所沢北原店の外観。20年11月には「所沢北原店」を「次なる旗艦店の布石」として増床リニューアル 写真:リテイルメディア

業界への影響力は絶大!
安定性抜群の財務

 食品スーパー(SM)業界に少しでも関わる仕事をしていれば、ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)の名を聞かないことはないだろう。

 1890年に埼玉県・小川町に開業した青果店から始まり、今や総店舗数168店舗(※ヤオコー単体、2021年1月末時点)のSMチェーンに成長したヤオコー。同社が業界に与える影響力は絶大で、「商品政策や売場づくりはヤオコーさんをベンチマークしている」というSM関係者も多く、旗艦店をオープンすれば全国から同業者が視察に訪れる。

 その影響力は同業者だけにとどまらず、食品メーカーや卸といった仕入れ先にも及んでおり、「自社商品をヤオコーで力を入れて扱ってもらえるということは、仕入れ先にとって大きなインパクトとなる。『ヤオコーに育ててもらった』と話すベンダー担当者も少なくない」(業界関係者)という。

 なぜ、ヤオコーはこれほどまでに業界で注目されるのか。同社の強さはどこにあるのだろうか。