本書のテーマである「絶対達成マインド」とは、期限内にやりたいことを達成してしまうマインドのことを指します。「自信」と言ってもいいでしょう。

「意気込み」「やる気」「気合い」などの精神論、根性論とはまったく別のものです。

 本書では、私自身35歳から大きく人生を変えた経験と、メガバンクから小さな会社まで、多くのクライアントさんと本気で対峙してきた豊富な現場のエピソードを絡め、科学的に自信をつける方法を紹介します。

 誰もが、朝起きて、時間どおりに会社へ出勤するのは「あたりまえ」と感じています。これを読んでいるあなたも、できて「あたりまえ」と感じる事柄がたくさんあるのではないでしょうか。

 本文でじっくりとお話ししますが、その思考メカニズムと同じように、やりたいと思ったことを「あたりまえ」に実現するのです。

 一見、難しそうに思われるかもしれませんが、実は意外と簡単にできます。一定期間、あることを意識し、ある行動をし続ければいいだけだからです。

 私のセミナーには、いつも大きな夢を語る若いビジネスパーソンがたくさん参加します。

「心を入れ替えてやりとげます。目標達成に向かって全力疾走します」と参加者全員の前で宣言し、具体的なアクションプランを表明する人もいます。

 ところが、2カ月後、彼に会って、その後の様子を聞いてみると、「それどころじゃないんです。毎日バタバタしていて忙しいんですから」と素っ気ない態度をとられることがあります。

 このような方はとても多くいます。

 その場は熱くなるのですが、時間が経過すると、やる気がドンドン小さくなり、結局、始められない、続けられない、やりきれないという結果を招きます。“わかっちゃいるけど、なかなかできない状態”だからです。

 多くの人が圧倒的に誤解していることが2つあります。

 第一に、自信をつけるのに「モチベーション」は100%必要ない、ということです。

「モチベーション」や「やる気」など関係ありません。

 自分を鼓舞しなくても淡々と行動することはできますし、安定して結果を残すこともできます。その状態になる方法を本書では紹介します。

 第二に、「手っ取り早くうまくいく方法」はなくても、「手っ取り早くうまくいく状態」にすることはできる、ということです。

 誰でもすぐに結果を出せる方法などありません。

 しかし、何をやってもすぐに結果を出す人は実際にいます。

 つまり、「手っ取り早くうまくいく方法」はなくても、「手っ取り早くうまくいく状態」にすることはできるのです。

 これは、「あたりまえ状態」(→48ページ)にするということで、特定の人だけでなく、業種業態を問わず、誰にでもできるのです。

 高度情報時代になった現在、世の中には「成功法則」と呼ばれるものがあふれています。

 にもかかわらず、相変わらず成功する人はひと握りで、多くの人は思いどおりにうまくいきません。

「動機づけ」を考えても「方法論」をいくら学んでも、うまくいかない人はうまくいかないのです。