写真:ツイッター,ジャック・ドーシーCEOPhoto:Pool/gettyimages

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 ツイッターには事実も取るに足らないことも投稿される。両者とも同じ重みで受け止められることが多い。

 米電気自動車大手テスラを非公開化するという2018年のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の悪名高いツイートや、今年初めにカリフォルニア州知事選に出馬する考えを示した著名投資家チャマス・パリハピティヤ氏のツイートなどが頭をよぎる。いずれも進展はなかった。

 ツイッターは25日、誰にも劣らず大胆な発信をできることを示した。バーチャルで開いた投資家説明会を前にして株価は一時12%急伸した。規制当局に同日午前に提出された資料で、ツイッターは今後3年間の非常に高い目標を3つ掲げた。2023年末までに売上高を2倍以上に増やす、毎日利用し広告も閲覧する利用者数「マネタイザブルDAU」を少なくとも3億1500万人に到達させる、新機能の導入ペースを社内比で実質的に2倍にするというものだ。今や投資家は、著名なユーザー以上に同社が自らの宣言を実現できることを期待せずにはいられない。