Räihä氏らは今回、Northern Finland Birth Cohort 1966 Study(NFBC1966)に登録されていた、1966年にフィンランドで生まれた1万2,000人以上のうち、2012年時点で現役の労働者であるなどの条件を満たした総計5,831人(男性2,672人、女性3,159人)を抽出。これらを対象に、クロノタイプと労働能力および健康問題を原因とする早期退職との関連を検討した。対象者のクロノタイプは46歳時(2012年)に行われた調査で確認されていた。また、対象者は同時期に自分の労働能力についても、検証済みの評価スケール(0~10で評価)で評価していた。

 対象者のクロノタイプは、朝型が男性46%、女性44%、中間型が男女ともに44%、夜型が男性10%、女性12%だった。4年間の追跡期間中に、84人が障害年金を受給するようになり、17人が死亡していた(うち3人は障害年金受給者)。解析の結果、朝型の人と比べて夜型の人では、短い睡眠時間、不眠症、高レベルのソーシャルジェットラグが見られるなど、睡眠と健康に関連する全ての因子の評価が低かっただけでなく、未婚者や失業者の割合も高かった。また、夜型の男性28%と女性24%は46歳時の調査で「低い労働能力」と評価されており、この割合は朝型や中間型の人と比べて有意に高かった。夜型の人が「低い労働能力」と評価される確率は、睡眠時間や社会・経済的要因、労働時間などの関連因子を調整した後でも、朝型の人のほぼ2倍であった。

 さらに、性別にかかわりなく、低い労働能力は障害年金を受給するリスクの増加と強く関連することも判明した。このリスクは、夜型の男性で朝型の男性よりも3倍高かった。ただし、このようなクロノタイプの影響は、睡眠パターンと労働時間を考慮に入れると大幅に弱まった。

 これらの結果についてRäihä氏らは、「これは観察研究であり、クロノタイプと労働能力や障害年金受給との因果関係が証明されたわけではない」と強調。それでも、得られた結果が過去に報告された研究結果と一致することを指摘し、「個人レベルでの健康促進のためであっても、あるいは組織レベルでの業務計画のためであっても、仕事のパフォーマンス向上をサポートする際には、クロノタイプを考慮に入れるべきだ」と主張している。(HealthDay News 2021年2月24日)

https://consumer.healthday.com/b-2-4-night-owls-perform-worse-at-work-retire-earlier-study-2650701130.html

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