来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(4/19~23)の日経平均株価の予想レンジは、
2万9500~3万円! 日米首脳会談やアップルの新製品
発表イベントに注目も、GWを控えて売買は減少傾向に

2021年4月16日公開(2021年4月16日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、決算発表シーズンを前に様子見ムードが強く
薄商いの中で値動きの少ない膠着した相場展開に!

 今週(4月12日〜16日)の日経平均株価は、値動きが少なく膠着感の強い相場展開になりました。2万9500円付近の底堅さは確認されていましたが、一方で本格化する決算発表シーズンを前に様子見ムードが強く、薄商いの中で狭いレンジでの取引が続きました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 米国では良好な決算や経済指標の発表が相次いでいることに加え、インフラ政策による景気回復期待も根強く、市場に資金が流入する「リスクオン」の状態が継続。日本でも、一部この流れを引き継ぐ場面が見られたものの、東証1部の売買高が10億株を下回るなど市場参加者は限られており、大きなトレンドが出づらい状況となりました。

 ただし、こういった膠着感の強い相場展開の中でも、好決算銘柄などを個別に物色する動きや好スタートを切るIPO銘柄などが見られ、個人投資家の物色意欲は活発のようです。

来週の日経平均株価は、引き続き値動きの少ない相場展開に!
手がかり材料が少ないため、日替わり的な個別物色が見込まれる

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万9500円 ~ 3万円

 
 来週(4月19日〜23日)の日経平均株価は、今週に引き続き膠着感の強い相場展開になりそうです。

 週明け4月19日は、日本時間で17日未明に行われる日米首脳会談の内容などを手掛りとした物色に向かう可能性があります。さらに、4月20日に米国のアップルの新製品発表イベントがオンラインで開催されることから、アップル関連などハイテク株への物色が意識される可能性が考えられます

 ただ、来週は国内の決算発表数が少ないことに加え、経済指標の発表も多くないため、手掛かり材料に欠けそうです。さらに翌週(4月26日〜30日)にはゴールデンウイークに入ることから、いったん利益確定する動きが想定され、物色の流れとしては業績やテーマ性などを手掛りとした日替わり的な個別物色が見込まれます

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
環境管理センターが+76.04%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップは環境管理センター(4657)で、土壌汚染や放射能など環境に関する調査を行っています。日本政府が福島第一原発の処理水の放出を決めたことを受けて、関連銘柄の一角として投資家の関心が集まりました。

 値上がり率2位はイメージ ワン(2667)。福島第一原発の処理水の減容化および清浄化などに関する有望技術を擁する創イノベーションと共同で行っている「トリチウム分離技術」の検証結果を発表すると伝わったことが材料視され、買いが集中しました。

 値上がり率3位のウォンテッドリー(3991)は、2021年8月期の業績予想の上方修正を発表。これを評価した買いが集中し、ストップ高を交えての上昇になりました。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位はCAICA(2315)。2021年10月期の業績予想を下方修正したことで、嫌気売りが続きました。

 値下がり率2位のサン電子(6736)は、先週、イスラエルの子会社が特別買収目的会社のTWCと合併し、米国のナスダック市場に上場するとの発表が材料視されて急伸。今週に入ってその反動安の流れとなりました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +76.04 環境管理センター(JQ・4657)
2 +63.72 イメージ ワン(JQ・2667)
3 +44.94 ウォンテッドリー(マザ・3991)
4 +34.31 セキド(東2・9878)
5 +32.37 オキサイド(マザ・6521)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −25.53 CAICA(JQ・2315)
2 −25.40 サン電子(JQ・6736)
3 −24.55 ベクトル(東1・6058)
4 −20.00 オンキヨーホームエンターテイメント(JQ・6628)
5 −19.25 チームスピリット(マザ・4397)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 519,988,800 音通(東2・7647)
2 293,190,500 オンキヨーホームエンターテイメント(JQ・6628)
3 210,837,600 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
4 154,265,000 マネックスグループ(東1・8698)
5 112,594,500 ランド(東1・8918)

【来週の主要イベント】
ECBの政策金利、米国やドイツのPMI、
さらにアップル新製品発表イベントに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<4月19日(月)>
◆3月貿易統計
◆2月鉱工業生産確報値
◆欧2月経常収支

<4月20日(火)>
◆2月第三次産業活動指数
◆英3月失業率
◆独3月生産者物価指数(PPI)
米アップルの新製品発表イベント

<4月21日(水)>
◆英3月消費者物価指数(CPI)
◆南ア3月消費者物価指数(CPI)

<4月22日(木)>
欧州中央銀行(ECB)政策金利
◆米3月景気先行指標総合指数

<4月23日(金)>
◆3月全国消費者物価指数(CPI)
◆英3月小売売上高
独4月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
独4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
米4月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
米4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値

【来週の注目銘柄】
「HENNGE」「ミネベアミツミ」「ブイキューブ」
の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

HENNGE(2021年4月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報通信 マザ・4475 8710円 730.0倍 80.09倍
クラウド需要が広がり、セキュリティサービスのニーズが高まる
クラウドサービスに対して、アクセス制限や情報漏洩対策、多要素認証などセキュリティサービスを提供。自治体と住民をつないで双方向コミュニケーションを実現するSaaSサービスなども手掛けています。テレワークなどによりクラウドサービスの需要が増加しており、それに伴うセキュリティサービスのニーズも高まっています。株価は、1月の高値1万610円をピークに下落が続いていましたが、52週移動平均線を下値支持線として足元でリバウンドの動きを見せており、13週・26週移動平均線を突破してきています。
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ミネベアミツミ(2021年4月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東1・6479 2884円 26.0倍 2.74倍
主力製品であるベアリングの需要回復が見込める
ベアリングなどの機械加工品を中核に、電子デバイスやモーターなどの電子機器や半導体デバイス、光デバイスなどを手掛けています。主力のベアリングについては、世界的に広いシェアを誇っており、世界の自動車メーカーの生産回復が追い風となります。また、脱炭素社会に向けたエネルギー政策において、風力発電向け製品の需要期待も大きいでしょう。さらに半導体製品については、任天堂向け製品が巣ごもり需要で伸びていることが追い風となっています。
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ブイキューブ(2021年4月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・3681 3130円 48.5倍 19.99倍
新型コロナの感染再拡大が警戒される中、テレワーク関連銘柄の人気再燃に期待
Web会議システムなど映像コミュニケーションツールを手掛けていますが、コロナ禍におけるテレワークの広がりにより需要が高まっています。株価は、テレワーク関連の中核銘柄として2020年に大幅な上昇を見せましたが、2020年12月の高値3785円をピークに現在は調整しています。ただ、2300円辺りで底入れした後、リバウンドの動きを見せており、足元では75日移動平均線を突破してきました。新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒される中、改めて物色が強まる可能性が期待できます。
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【※今週のピックアップ記事!】
日経平均株価は調整色が強まる中、日本株はGWまでに“換金売り”が進む可能性も! 4月下旬からの決算シーズンでは「決算跨ぎ」はせずに、決算内容を見極めよう

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