ひじ合わせで腕がどこまで上がる?

 ひじ合わせによる肩甲骨の硬さチェックは次のようにおこないます。

(1)正座あるいはイスに座って背筋をピンと伸ばします。立ったままおこなってもOKです。

(2)両ひじを顔の前でくっつけて、そのまま上に上げます。

 このとき、腰が反らないように注意してください。

 顔は下に向けずに正面に向けていてください。

ひじ合わせで腕がどこまで上がる?(『オガトレの超・超・超かたい体が柔らかくなる30秒ストレッチ』より)1.正座あるいはイスに座って背筋をピンとする。立ったままでもOK。
2.両ひじを顔の前でくっつけて、そのまま上に上げる。
【注意!】
腰が反らないように。
顔は下を向かず、正面に向ける。

つけたひじがアゴより上がるならぱ…
あなたの肩甲骨は「超硬い」レベルです。

ひじはつくが、アゴまで上がらないならば…
あなたの肩甲骨は「超・超硬い」レベルです。

そもそも両腕のひじがつかないならば…
あなたの肩甲骨は「超・超・超硬い」レベルです。

 自分の肩甲骨の硬さレベルを理解した後は、それぞれのレベルに合わせて用意されたストレッチをおこなうことで効率よく柔らかくすることができます。

 ストレッチの効果を最大化するには、順番が重要です。大きくて表面にある筋肉から、小さくて深いところにある筋肉へと順にストレッチしていきましょう。

 なぜなら、筋肉によってストレッチのしやすさが違うからです。

 大きい筋肉はストレッチしやすく、小さい筋肉ほどストレッチしにくい傾向があります。さらに小さい筋肉ほど深いところにあるので、より伸ばしにくくなります。

 体が硬い人はストレッチしやすい大きい筋肉も硬くなっているので、その状態で奥にある小さい筋肉からストレッチしても、うまく伸ばせず、効果も得られません。

 硬さレベルごとのストレッチを、大きい筋肉から小さい筋肉へ、というストレッチの順番に従って行うだけで、効果的に柔軟性を得ることができます。

 次回は、今回のひじ合わせチェックでそもそも両ひじをつけることさえできなかった……という「超・超・超硬い」レベルの人におこなってほしいストレッチを紹介します。

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