言葉をどう使いこなすかで、大人としての真価が問われます。相手の言葉に込められた真意を読み取る「読解力」が社会で生きていくためには必要です。クイズで今のあなたの“実力”をチェックしてみましょう。(コラムニスト 石原壮一郎)

クイズであなたの「読解力」をチェック

それぞれの状況で、もっとも適切だと思う解釈を選んでください。

問1 部下が常日頃から何かと気難しい取引先を怒らせたようだ。「私が至らないばかりにこのような事態を招いてしまいました」と報告してきたが、どう解釈するか?

A「自分の未熟さを心から反省しております」
B「あんなところとの取引は、もうやめちゃいましょうよ」
C「自分のせいばっかりではないけど、弁解はしません」


問2 日頃からダジャレを飛ばして、職場の雰囲気を和ませている。いつものようにダジャレを言ったら、部下が「今日もまた一段とさえてますね」と言ってくれた。その真意は?

A「また始まった…。いちおうホメておくけど」
B「今日のダジャレはいつも以上に秀逸ですね」
C「いつものダジャレ、ありがとうございます」


問3 マンションのエレベーターで隣の人に「夜に音とか気になるようでしたら、おっしゃってくださいね」と言われた。特に気になったことはないが、どういう意味か?

A「いつも夜更かしなので、たぶん迷惑かけてますよね。ごめんなさい」
B「夜になると、お宅から生活音が響いてきてけっこうウルサイですよ」
C「このあいだ部屋で私の悪口を言ってたでしょ。聞こえてるんですよ」