「運がよくなりたい」「いい人に巡り合いたい」「幸せな人生を送りたい」、誰もが願うことだろう。2021年3月31日、2021年に1回しか来ない、最強の運気アップの日に発売された『SHOCK EYEの強運思考』は発売即重版。テレビ、新聞、ラジオ等幅広く紹介され、早くも話題沸騰の一冊。本書は、著者である湘南乃風のメンバー・SHOCK EYE氏による強運を引き寄せる思考法がまとめられている。
いま、世の中は大変なことになっている。だけど「いまできることを頑張ろう」と思えるのは、この苦しみを振り返ったときに、「必要なことだったんだろうな」と思える日が、いつか来ることを多くの人が知っているからだろう。

湘南乃風 SHOCK EYE「苦しい状況を打開するのはいつだって『行動』だ!」撮影/菊地英二

苦しみは消せない。だから苦しいまま進む!

 自分の決断を「よかった」に変えるのが強運思考の本質だ。でも、そんなふうに思えるまでに、苦しい思いをすることも少なくない。

 その苦しみを消し去ることはできない。「苦しい」を「苦しくない」にするのってすごく難しい。だけど、あのとき苦しんだから、いまがあるんだなって笑える未来がやってくることを想像して、希望を持って前に進むことはできる。

 これまでだって、いくつもの苦境を乗り越えてきた。だけど、納得できるいまがあるから、「あのときの苦しみがあってよかった」「あの苦しみが必要だったんだね」と思える。

 いまは、世の中は大変なことになっている。だけど「いまできることを頑張ろう」と思えるのは、この苦しみを振り返ったときに、「必要なことだったんだろうな」と思える日が、いつか来ることを多くの人が知っているからだろう。

 その日を迎えるために、
 僕たちは前向きに動かなければいけない!
 進歩しなければいけない!
 飛び込んで挑戦しなければいけない!
 運命を好転させていかなければいけない!

 状況を打開するのはいつだって「行動」だ。たとえ苦しかったとしても、苦しいまま行動するしかない。

 自分の役目や生きがいに出合い、行動に夢中になれれば、苦しみを忘れられる瞬間が訪れる。苦しみを取り去ることに時間をかけるのではなく、苦しいまま行動する。ツラいまま進む。

苦しみを意識しない時間を増やす

 もっと掘り下げた話をするなら、生きるって苦しみの連続だ。そして、人は誰しも必ず死ぬ。でも、人生の多くの時間、人はそんな苦しみや恐怖を忘れて過ごしている。

 目の前のことに没頭し、生きていてよかったという実感を小さくてもいいから積み重ねていく。そんな毎日を送っていれば、苦しみを意識せずにすむ時間も増えるんじゃないかな。

 いまの僕は、誰かから「ありがとう」と言われたり、誰かに「ありがとう」と伝えたり、そんなやり取りをすることを大事にしている。

 喜んでくれる人から「ありがとう」と言われて、僕は自分の活動を認めてもらえたのがうれしくて「ありがとう」と返す。そのうちに不思議と苦しみを忘れられる。

 だけど苦しみが完全になくなるわけではない。「あのとき苦しんでよかった」と思えるときが来たとしても、また新たな「苦しい」に直面することもある。人生はその連続かもしれない。

 やっぱり、苦しいは苦しいままで、苦しいまま進むのが、人生を切り拓くコツだろう。