たまには宣伝もする

 絶対に宣伝なんかしない、依頼は受けないと頑なに突っぱねていると、社内での立場が悪くなりかねません。

 それに、そもそも企業の公式アカウントである以上、ある程度は宣伝もしなきゃいけませんよね。そこで大事なのは、フォロワーさんが違和感を持たない程度に宣伝することです。

 フォロワーさんも企業のアカウントであることをわかってフォローしているわけですから、ある程度のPRや宣伝は織り込み済みでしょう。

 適度に宣伝をするのであれば、向こうも好意的に受け止めてくれ、よくすれば乗ってきてくれるかもしれません。

 例えば、東急ハンズが新しいお店をオープンするときは、私はもちろんそれをツイッターで告知します。すると、東急ハンズがいろいろな商品を扱っていることをよく知るフォロワーさんから、「何かいいモノ、ないの?」と聞いてくださるケースもあります。

 会話の流れの中で、こういうやりとりが生まれるなら、それは立派なコミュニケーションですよね。

 ただ、くれぐれも程度問題であることをお忘れなく。宣伝・PRばかりではうんざりされます。「なんだ、宣伝ばっかりのアカウントなんだ」と思われた時点でどん引きされてフォローを外されてしまうかもしれません。フォローを外されるだけならまだいいのですが、企業に対してネガティブなイメージを持たれてしまったら最悪です。

フォロワーから「商品を宣伝したら?」と諭される

 過去にはこんなこともありました。

 いつものように朝いちばんの投稿で、「今日の東京はいい天気です」とツイートしたら、あるフォロワーさんが「こっちは雨だよ。何とかしてよ」とリプライをくれたのです。これに私が「お天気なので、私には何ともならないです」という内容のお返事をしたら、すかさず別のフォロワーさんに「(こういうときは)オススメのレイングッズを紹介しないとだめでしょ」とツッコミを入れられました。