その結果、28日の接種間隔で2回接種した人(461人)では、初回接種と追加接種でワクチンの種類を変えた場合に、発熱や倦怠感、関節痛などの軽度から中等度の症状が生じる率が高いことが明らかになった。例えば、発熱が生じた人の割合は、2回ともアストラゼネカ社製のワクチンを接種した場合で10%、2回ともファイザー社製のワクチンを接種した場合で21%だったのに対して、1回目にアストラゼネカ社製、2回目にファイザー社製のワクチンを接種した場合には34%、1回目にファイザー社製、2回目にアストラゼネカ社製のワクチンを接種した場合には41%に上昇していた。

 このような副反応のほとんどは、接種後48時間以内に認められたが長続きはせず、副反応による入院例はなかった。また、血清学的・生化学的データにも群間差はなく、追加接種後7日の時点で血小板減少症が認められた人もいなかった。ただし、Snape氏らは、今回のデータは50歳以上の患者から得られたものであるため、若い患者ではもっと頻繁に副反応が生じる可能性もあるとしている。

 こうした結果についてSnape氏は、「この結果は、われわれが検証しようとしていることの二次的な部分に過ぎない。それでも、このような異なるワクチンを用いた接種スケジュールが複数の国で検討されていることを考えると、この結果を人々に伝える意義は大きい」と話している。その上で同氏は、「重要なことは、安全面での懸念はないということ、そして、現時点では、免疫応答への影響については不明だということだ。免疫応答に関するデータについては、数カ月以内に報告できると考えている」と説明している。なお、同氏によると、ワクチンの接種後早期にパラセタモール(アセトアミノフェン)を定期的に服用することで、副反応を低減できるかどうかについても検討中であるという。

 さらにSnape氏は、「今回の結果から、1回目と2回目で異なるワクチンを接種した場合には、2回目の接種翌日の欠勤が増える可能性がある。医療従事者は、ワクチン接種を計画する際にこの点について考慮する必要がある」と助言している。(HealthDay News 2021年5月13日)

https://consumer.healthday.com/b-5-13-mixing-covid-vaccines-might-raise-odds-for-minor-reactions-study-2652951940.html

Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.