フォロワーさんとフラットに友達になれるツイッターと異なり、インスタやフェイスブックの担当は「発信者」。中でもインスタはその傾向が強く、写真が中心なのでどれだけ一枚の写真に世界観を表現できるか、がモノを言います。写真が命、と言っても過言ではありません。
フェイスブックは、広報向きのSNS。プレスリリースなどに近い、どちらかというと正確に情報を伝えたいという目的に向いています。逆に、ユーザー同士の距離がとても近いのがLINEです。これはこれでまた異なる性質のSNSです。
ツールごとに適任者を探す
それぞれのツールの適任者について、これはあくまでも私の個人的な意見ですが、インスタの担当は美的感覚に優れたスタッフが向いていると思います。
実は私は当初、インスタも担当していたのですが、ツイッターとは勝手が違いユーザーからの反応も極めて薄かったので、早々に手を引いて新しいスタッフに引き継ぎました。
インスタは、女性ユーザーに支持されてきたという歴史があります。
だから女性が担当したほうがいい、というわけではありませんが、「カワイイ」「キレイ」の感性を共有できないと、インスタを運営することは難しいのではないかと思うのです。残念ながら私にはその思考が備わっていませんでした……。
例えば写真のセンス。ツイッターでは投稿する写真も臨場感やシズル感が好まれる傾向にありますが、インスタでは画像加工アプリなども駆使しておしゃれに仕上げることが好まれる傾向にあります。プレスリリースに使った写真をそのまま使っても、インスタのフォロワーさんには振り向いてもらえません。インスタでは、心の琴線に触れる写真センスが求められるのです。