オンラインでのセミナーや会議では、20人いれば20分の1であるという、自分の表示されている小さな画面の意識で参加しがち。しかし、誰が前のめりで参加してくれているか、興味を持ってくれているのかといったことは、参加者からは意外と見えているものです。

 そのような場面でチャンスをつかむ人には、とにかく「話し手に対して反応を返す」という特徴があります。そうすることで、終了後に話し手から声がかかったり、その後にお礼のメッセージを送ると次の魅力的なオファーが来たり、といったことが起こります。会議でも、反応していると意見を求められたり、他の参加者からも好印象を持たれたりするものです。

 オンラインではつい当事者意識が薄れがちなので、そこをあえて意識して関わることで面白いほど場の雰囲気が変わり活性化するのです。表情は口角を上げて、うんうん!とうなずくだけでOKです。お試しください。

ポイントその2 
自己アピールのための自己紹介スライドを準備しておく

 コロナ前に、新しいビジネスの糸口をつかむときには、人の集まるところに足を運んだり、誰かの紹介で実際に会うチャンスをもらって名刺交換からビジネスがスタートしたり、といったケースが多かったと思います。しかし、今のご時世、初めて人に会う際はオンラインがほとんどではないでしょうか?

 その場合には名刺交換をするタイミングがないケースもあります。名刺交換をしないと正式な部署名も知らず役職も知らず、下の名前も知らないままお付き合いが始まる場合もあるかもしれません。