ポイントその3
事前準備8割、さまざまな情報リサーチに時間をかける

 実際に会って話をするとき以上に、オンラインで初対面の相手に会うときは事前準備が物を言います。相手がどのような会社で働いているのかをリサーチしておくことも大切です。経営理念や行動指針、沿革やプレスリリースなど、その会社の中で起きていることや業界知識なども知っておくと話題に困りません。逆に異業種や最近のトレンドなど、相手が知りたいだろう情報を調べておき、まとめて手短に伝えてあげられれば相手からも重宝がられます。

 オンライン会議システムでは、資料を画面で共有することができます。「ここだけの情報ですが……」というようにチラ見せすることも可能です。また、資料の内容を限定し、後で送る許可をもらえれば、その後の連絡も取りやすくなります。「次のアポは、実際に会ってお話ししたい」ということであれば、会うためのネタを仕込んだストーリーで話を展開しましょう。例えば、「デモを見に来られませんか?」「実際に現場を見せていただけませんか?」「会場を見てもらえればイメージが湧きやすいと思うので」などという誘い文句があれば、お願いしやすいと思います。魅力的な提案をするためにも、とにかく相手についてのリサーチを進めましょう。