もちろん会わずにビジネスを前に進めることもできます。その場合には、リアルに会わないことを前提に、お互いどのように仕事を進めていけばよいのか、検討します。場所や移動時間を気にせずすぐに話せるのはオンラインならでのメリット。オンラインで会話する回数を増やしてもいいですし、オンラインでの打ち合わせに最適なツールを複合的に利用すればスムーズに進みます。

 例えば、Zoomを使いながら、Miroを利用してマインドマップで意見を発散したり、付箋を利用してロジックツリーを作ったりというのは、オンラインだからこそできることです。Remoを利用すれば、全体に説明をした後、個別相談などの小部屋に参加者が自由に入るような仮想空間を作ることもできます。セミナーで話を聞いた後に個別相談会を小さなブースに移動してやるようなイメージです。他にも最近ではさまざまなツールが開発されているので、リアルに会わずにできることのバリエーションも広がってきています。

Miro。オンラインでホワイトボードの代わりに使ったり、マインドマップを作ったりできる Photo by MiroMiro。オンラインでホワイトボードの代わりに使ったり、マインドマップを作ったりできる  Photo:Miro
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仮想空間におけるコミュニケーションをわかりやすくするRemo。大きなセミナールームで話を聞く、小部屋で1対1で話す……といったことが直感的に行いやすくなる。 photo by Remo仮想空間におけるコミュニケーションをわかりやすくするRemo。大きなセミナールームで話を聞く、小部屋で1対1で話す……といったことが直感的に行いやすくなる Photo:Remo

 相手との関係性を深め、ビジネスに結び付ける自分なりのやり方が見つかれば、会っても会わなくてもチャンスは広がります。「あれもダメだ」「これもできない」と言っていないで、とにかくトライ&エラー! オンラインコミュニケーションの可能性は無限大です。