外食業界で唯一
年収800万円台の企業は

 ランキングトップ10に再び戻ると、国内小売最大手のイオンと2位のセブン&アイ・ホールディングスも上位につけている。

 イオンは864.5万円で3位、セブン&アイ・ホールディングスは743.9万円で10位。

 また、好業績が続く家具・日用品大手のニトリは851.2万円で5位となった。

 コロナの影響で厳しい外食業界にあって、唯一、年収800万円台で6位となったのが、「スシロー」を展開するFOOD & LIFE COMPANIES。

 今年4月には、持ち帰り専門のすし店などを展開する京樽を吉野家ホールディングスから買収。社名も、従来のスシローグローバルホールディングスから変更した。

 20年9月期はコロナの影響で増収減益となったものの、今年度は積極的な新規出店やテイクアウト需要の増加などにより、21年3月期中間期時点で、売上高は前年同期比10.1%増、当期利益に至っては同53.6%という大幅増益を達成している。

 8位はイオングループの食品スーパーであるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスで800.0万円。同社はマルエツ、マックスバリュ関東、カスミを傘下に持つ。

 ドラッグストア業態で最も年収が高いのは、調剤薬局大手のクオールホールディングス。平均年収は746.1万円で9位となった。