営業で結果を出す人の意外な事実、「緊急ではないが重要」な行動が多い理由Photo:PIXTA

営業スタッフで結果を出す人と、そうでない人の違いは「時間配分」だと考える。では、どうすれば時間配分がうまくなるのか。解決策として「時間のマトリクス」の活用をおススメする。時間の使い方を4つの領域に分けて、行動を整理するのだ。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

トップ営業スタッフは
「学びの時間」が多い!

 コロナ禍が長期化している。景気は落ち込んでいるし、営業成績も上がらない。リストラの話も出始めている。ネガティブな要素が多いなか、どうしても営業スタッフは不安になるもの。

 ただ、下を向いていても状況は良くならない。なんとかして工夫して結果を出し、気持ちを盛り上げていく必要がある。こうした時期の最適な時間配分とモチベーションアップ方法について紹介したい。

 筆者は日々、いろいろな営業スタッフと話をする。なかには「こんな時代にここまで稼げるのか」というすごい方もいれば「この先もかなりきついだろうな…」という方もいる。本当に天と地ほどの差がついている。

 こういった両極端な方たちと話をすると「能力はそんなに変わらないのに」と思う。結果を出している方が飛び抜けて能力があるわけでもないし、逆に「なんでこんなすごい人が結果を出せないのか」と不思議に思うこともある。

 いったいこの違いは何なのだろうか。大きな要因として「時間の配分の違い」があると考える。

 結果を出す人、トップ営業スタッフは、

・将来の勉強、ノウハウを学ぶ時間
・自分磨きの時間
・スタッフや他の人との関係構築のための時間

 などを重視する。

 例えば会社でリモート研修や勉強会を企画したとする。結果を出している人はよほどの用事がない限り出席する。積極的に出席し、その場でも真剣に取り組んでいるのだ。

 一方、苦戦している人たちはこういった時間の優先順位を低く考える。「そんな時間があったら新規の客を探した方がいい」といって後回しにする。なんだかんだ言い訳を探して欠席してしまうのだ。

 仮に参加したとしても机の下でスマホを使ってお客様と連絡を取ったり、休んだりしている。この時間が極めて重要なのだが、その認識がない。この認識の差が、結果の差になって表れてくる。

 また、苦戦している人たちは、重要ではないことに時間を取られ過ぎている。そのため、どんなに実力があっても発揮できないまま終わってしまうのだ。

 一方、結果を出している人たちは「結果を出すための時間」をしっかり取る。仮に地頭がライバルより下回っていても何倍も結果を出すのだ。

 では、どうすれば時間配分がうまくなるのか。解決策として「時間のマトリクス」の活用をおススメする。時間の使い方を4つの領域に分けて、行動を整理するのだ。